Beforeコンタクト
なみだ(涙)のはたらき
サイトトップ > 目のコラム > 涙の働きとは?

涙の働き

涙 嬉しい時や悲しいとき、人間の感情の動きによっても分泌される涙。
精神的にどうにもならない時や感情が高ぶったときに排出させて気持ちを落ち着かせる効果もありますが、それ以前に目との関係がとても深く、生理的にとても重要な役割を果たしています。
そんな「なみだ」の働きについて紹介します。

涙の成分

涙が分泌されるまで なみだというのは、元々は私たちの体を循環している血液から作られています。ではなぜ血のように赤くないのか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、それは涙が作られるときに色のもとになっている赤血球などの成分をろ過している為です。
なみだの主成分は水分で、残りのほんの1,2パーセントにカリウムやカルシウム、塩素やビタミンなどを含んでおり、この中の塩素が涙のしょっぱい味の原因になっています。
ちなみに人体から排出される体液の中でも最も綺麗な成分であるとも言われています。

涙の種類と役割

 実は涙には大きく分けると2種類あり、分泌されるタイミングが異なります。ひとつは「基礎的な涙」、もうひとつは「反射的な涙」に分けることが出来ます。
基礎的な涙とは眼の表面の潤いを保って乾燥を防いだり、ゴミやばい菌などの異物を洗い流す、角膜へ酸素などを届ける役割を持っていて、常にほんの微量ずつ分泌されています。
反射的ななみだは感情の変化から分泌されるもので、ショックを受けた時や喜怒哀楽の高まった時だけに分泌されます。
喜怒哀楽

涙と自律神経

 涙を分泌を司っているのは自律神経という神経器官で、発汗して体温調節をする時や心臓を鼓動させるなど、普段は無意識に機能しています。
いわば体の各部分のスイッチの様な役割を持っている自律神経ですが「交感神経」と「副交感神経」の強弱を元に判断しており、涙の分泌には後者の副交感神経が深く関わっています。
交感神経は日中の運動や体の機能、ストレスや興奮などの感情にも作用する活動的な神経で、副交感神経は睡眠時や体をリラックスさせているときに機能する休息的な神経と言われています。
交感神経と副交感神経

「泣くとスッキルする」はホント?

泣いてスッキリ よく“泣いて紛らわす”とか“涙を流したら気持ちが落ち付いた”という事を耳にしますが、それは本当なのでしょうか。
感情の変化から出る涙とは、まず交感神経が強く働き、それを補うように副交感神経が機能してなみだを流します。
つまり強いストレスや感情を抑える為になみだを流して副交感神経がバランスを保とうとしている証拠なのです。それを裏付けるかのように、感情から流れる涙には普通の涙の成分の他に「副腎皮質刺激ホルモン」というストレス物質が含まれていることが判明しています。ストレスを涙と一緒に流しているのです。
ですから、悲しいときやつらい時には我慢をせずに泣いてしまった方が、よりストレスを発散できると言えるでしょう。

コンタクトレンズと涙の関係

 眼の表面にある涙というのは、実はとても薄い3層から成っています。眼球側から粘膜層、水層、脂質層となっています。各層で涙の蒸発をさせにくくさせるとか、栄養分を運ぶと言う役割を持っているのですが、この涙の中にはコンタクトの汚れになってしまうカルシウムやたんぱく質などが含まれています。
ですから、ただ装用するだけでもコンタクトはどんどん汚れていってしまうのです。
これらの役割を出来るだけ妨げない為にも、レンズのお手入れは入念にしましょう。