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眼障害・眼病1
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コンタクトが原因となりやすい眼病・眼障害(1)

 コンタクトレンズを使っていることで引き起こしやすいと言われている主な眼病・目障害について紹介します。よくわからないまま病院に行かずに放って置くと、取り返しの付かない事になる可能性もあるのです。
原因・対策・治療方法を学んで、トラブルに対する知識をしっかり付けましょう!

点状表層角膜症(てんじょうひょうそうかくまくしょう)

症状

  軽い異物感、または無症状の場合もあるコンタクト使用から起こりやすい眼病の中では軽度に位置する障害です。角膜の上皮(0.05ミリ程度)が点状に欠けてしまった状態で、いわば「眼のかすり傷」といったところでしょう。
中でも“スマイルマークパターン”と呼ばれる症例は黒目の下部分に傷が付き、笑っているように見える事からこの名前が付きました。
コンタクト使用者特有のもので、レンズや眼の乾燥からそういう形で傷が付くようです。

原因

  目の乾きや涙の循環不足から起こる目の酸素不足、目を強く擦るなどの外的要因と、コンタクトレンズのケア用品の成分が原因で起こる事もあります。
また、ドライアイやレンズ形の不一致・汚れからも発症し、様々な原因から起こりうる病気です。

治療・対策

  コンタクトの使用を中止することで自然に治る事が多いですが、傷が多く見られる場合には涙液の点眼やヒアルロン酸を使用して治療します。
コンタクト使用者に頻繁に見られる眼病でもあり、悪化すると角膜上皮びらんや角膜潰瘍に発展する可能性もある為、軽度だからと甘く見ないで念のために診察してもらう事を勧めます。

角膜上皮びらん(かくまくじょうひ-びらん)

症状

  目がゴロつく(異物感がある)、目がヒリヒリする、涙が出る、充血するなどの症状が見られます。
黒目表面の角膜の上皮が剥がれてしまい、その下に神経がある角膜真皮が露出されている為痛みを感じる事が多く、悪化すると真皮にまで傷が付くなどの悪影響が出ます。

原因

  手で眼を強くこすったり、ゴミで目が傷付いた、コンタクトレンズの使用などにより角膜に傷が付き発症するとされています。
併発しやすい病気には「糖尿病(とうにょうびょう)」や「睫毛内反・睫毛乱生(しょうもうないはん・しょうもうらんせい“俗に言う逆さまつ毛の事”)」などが挙げられます。糖尿病では角膜の上皮が剥がれ易くなり、普段では剥がれない程度の衝撃でも発症することがあるそうです。
逆さまつ毛ではまつ毛により角膜が傷付き、発症する事があります。
また、重度の角膜上皮びらんの場合は「虹彩炎」なども引き起こす可能性も。

治療・対策

  軽度の角膜上皮びらんの場合は、抗生物質の眼の軟膏や目薬、痛みを避けるために鎮痛剤を用いる事で数日〜1週間前後で治ります。
ひどい場合は一度剥がれかけた角膜を切除し、治療用コンタクトレンズを用いることもあります。比較的眼障害の中では軽度に位置し、傷跡は残らず綺麗に完治しますが、この眼障害は再発することが多く“再発性角膜上皮びらん”という病名もある程です。
再発する程に痛みがひどくなりますので、一旦完治しても再発しないように気をつけたほうが良いでしょう。

角膜浸潤(かくまくしんじゅん)

症状

  充血する、涙が止まらない、痛みを伴うなどの初期症状が表れますが、状況によっては軽度で肉眼でも確認しづらくひどくなるまで気付きにくい障害です。
この眼病は傷が上皮と実質にまで及んでいるため、悪化が進むと失明の危険性もあります。
外見上は白血球による小さな白い斑点が浮き出るだけなので、眼科でも判断が付きづらい病気と言えるでしょう。

原因

  角膜の炎症の悪化、ウイルスなどの菌の感染などが挙げられます。汚れたままの不潔なコンタクトレンズの装用や、使い捨てコンタクトの長時間使用で発症するケースが多いようです。
併発する可能性がある病気は角膜上皮びらん、角膜浸潤が悪化すると角膜潰瘍を引き起こす事もあります。コンタクト使用で起こる眼病の中でも重度に位置し、危険な状態ですので発症した場合は急いで眼科で治療しましょう。
アレルギー体質の方は、アレルギー反応で発症する事も稀にあります。

治療・対策

  角膜上皮びらんと同じように抗生物質や抗菌薬(眼軟膏や目薬)と痛み止めを使用し、発症の理由として免疫反応が見られた場合にはステロイドを使って様子を見る場合もあります。
ウイルス性のものが原因がどうかは素人目にはわからないので、角膜浸潤を発症した場合は速やかに眼科へ行って検査を行いましょう。

角膜潰瘍(かくまくかいよう)

症状

  名前の通り角膜がただれた状態の眼病です。
キリキリとした鋭い痛みや涙が出る、異物感や充血を伴い、菌が原因の場合には目ヤニも出て、多くの場合目を開けているのが辛くなります。膿がこの角膜潰瘍も角膜の実質にまで及んでいて、完治しても角膜に瘢痕(はんこん)と呼ばれる治療痕が残り、視界が悪くなる事もあります。
角膜だけでなく虹彩や眼球にも様々な合併症を起こす危険性もあり、失明の可能性もあるとても危険な病気です。

原因

  ゴミ・異物やコンタクトレンズから角膜に傷が付き、その場所から菌が入り発症するケース、細菌やウイルスによって発症するケース、またもともと体質や心的な原因で発症するケースも稀にあります。
角膜潰瘍も上皮びらん等と同様に、逆さまつげやまつ毛の乱生が原因になる場合もあります。

治療・対策

  角膜浸潤等と同様に原因によって治療方法が変わり、菌やウイルス性の病原体が原因の場合は点眼や内服薬、眼球に注射するなどの方法で抗菌薬や抗ウイルス薬を用いて治療します。
病原体を原因としない場合には角膜の回復を優先し、点眼や目の軟膏を使用して治療する事になります。
特に大きな原因も無く再発するケースが報告されていて、心的な要因での再発の可能性もありますので、治療後は再発に細心の注意を払ったほうが良いでしょう。危険な病気です。